前回プレイしたハーツやミニミゼールは「切り札なし」のトリックテイキングゲームだったので、今回は「切り札あり」のゲームを覚えてもらおうと、いくつか用意した。
まずは、【スキャン】を。30年ほど前に日本のトミーから販売されていたカードゲームで、カード構成はトランプなのだが、裏にスートが描かれているちょっと変わったもの。
アレックス・ランドルフのデザインでパッケージには「少し知っているためにかえって危ない目にあうカードゲーム」と書かれている。
スキャンは手札5枚のマストフォローのトリックテイキングゲームで、残っている山札の一番上のカードのスートが切り札になる。トリックの度に手札を1枚ずつ山札から補充するので、毎回切り札が変わる。また山札がなくなってからの最後の5トリックは切り札なしのゲームになるという、コントロールの難しいゲームだ。
取ったスート毎に得点と失点があるので、得点のスートだけを取りたいのだが、思ったようにはいかない。少しくらいと思って失点を取り始めると、あれよあれよという間に失点の山が。
今回もンヌjr君が絶好調。5ディールプレイしたがマイナスは最初のラウンドのみ。それ以外は毎回コンスタントに得点を。ンヌさんも4ディールまではマイナスだったが最後にはプラスに。どちらかと言えばトリテ慣れしてるはずの私ととりっくまさんは沈む一方だった。私は最下位。リベンジしたいっす!
(結果/ンヌjr:230 ンヌ:5 とりっくま:-105 自転車人:-130)
次はトリテ以外のゲームをということで【500ラミー】を。500ラミーはラミーキューブのように、数字の連続やペアで揃えて公開し、手札を減らしていくゲーム。だが公開した札が得点になるので、早く終わらせるだけでは勝てない。また捨て札を複数枚取ることができるので、組合せの可能性が増え、考えどころの多いゲーム。私はラミー系では一番好きなゲーム。
とりっくまさんが、任天堂スイッチのトランプを持ってきたので、今回はそれでプレイ。とりっくまさんはプラスチックトランプ派で、たくさんコレクションされているようだ。ゲームによってトランプを変えるのもいいもんだ。トランプの絵柄も楽しみながら3ディールほどプレイした。
(結果/自転車人:196 ンヌjr:135 とりっくま:125 ンヌ:117)
最後に今日のメインゲームの【スペード】を。これも切り札ありのゲームだが、何トリックとれるか最初に宣言(ビッド)する必要があるので、これまでやったトリックテイキングゲームでは一番難易度の高いゲーム。しかしンヌjr君のこれまでのプレイを見ていると問題なくプレイできそうだ。
スペードは2対2のチーム戦で、名前のとおり切り札はスペードに固定。ゲームの始まる前に取る予定のトリック数をビッドする。ビッドはパートナーで成功させる必要があるので、お互いに協力しあうプレイが楽しい。ビッドに足りなければ大きなマイナスになるが、超えた場合は少しずつマイナスがたまっていくルール(サンドバッグ)が面白い。
私とンヌjr君、ンヌさんととりっくまさんがそれぞれペアになり7ディールゲームをした。白熱した展開で、6ディール目に205対200、ンヌさんチームの優勢で最終の7ディール目、どちらのビッドも7。結果はンヌさんチームが5トリックしか取れずに私たちのチームが勝った。めっちゃおもろかった。
(結果/ンヌjr・自転車人:271 ンヌ・とりっくま:135)
最後に、ンヌさんのツィートから引用:
「ビットありのチーム戦トリックテイキング。時間が惜しく、青と赤の2種類のトランプを交互使用wごいた同様、パートナーの思考を読む必要があり、やればやる程たまらんおもろさ♪阿吽の呼吸でビットと同数のトリックが取れると超快感!!次回は息子に勝ちたいですw」
同感。またやりたいです!