(この文章はTrick-taking games Advent Calendar 2017の8日目の記事です)
文末にミニミゼールの新・旧ルール両方をまとめた、印刷用のサマリー(PDF)を用意しています。以下の本文と併せてお読み下さい。
♣ミニミゼールってどんなゲーム?
ミニミゼールは、99(ナインティ―・ナイン)で有名なデビッド・パーレット作の、トランプ用トリックテイキングゲームだ。使用カード枚数は少なく、ルールも簡単。1ゲームを20分ほどの短時間で楽しめる、正にミニゲーム。
勝ったトリック数に応じた配点があり、安全なのは全部負けることだが、1回だけ負けると高得点、しかし全部勝ってしまうと0点になる。一方、全部勝つと高得点になる「ロット」という宣言もある。手札の強弱にかかわらず、それなりに戦え、最後まで勝負の行方がわからないスリリングなゲームだ。
♣ミニミゼールってどんなゲーム?
ミニミゼールは、99(ナインティ―・ナイン)で有名なデビッド・パーレット作の、トランプ用トリックテイキングゲームだ。使用カード枚数は少なく、ルールも簡単。1ゲームを20分ほどの短時間で楽しめる、正にミニゲーム。
勝ったトリック数に応じた配点があり、安全なのは全部負けることだが、1回だけ負けると高得点、しかし全部勝ってしまうと0点になる。一方、全部勝つと高得点になる「ロット」という宣言もある。手札の強弱にかかわらず、それなりに戦え、最後まで勝負の行方がわからないスリリングなゲームだ。
♣複数のルールがある?
今年6月からスタートした「トランプを楽しむ会」で、初心者でも手軽に楽しめるゲームを探していたところ、「ザ・トランプゲーム」(1994年・草場純著・成美堂出版)という本で、ミニミゼールを見つけた。切札はなく、カード枚数が少ないので、トリテ入門にぴったりだと思った。
さっそく7月の会でやってみようと思い、得点の早見表を作ることにした。ルールの再確認を兼ね、作者の英語サイト【Original card games】を覗いてみた。すると、基本的なルールは同じだが、使用カード枚数、点数等が違っていた。疑問に思い、ネットで調べてみると、やはり和訳と英語のルールが違っていることを指摘する人がいて、「誤訳?」「草場さんのアレンジ?」等といった推測の声も上がっていた。
この本は1994年12月10日に上梓されました。もう23年も前になるのですね。今調べてみたらその通り、28枚のルールが書いてあります。そのまた元は1989年10月7日付けの赤桐さんのプリントです。28年前! ということで、少なくとも28年前の時点ではパーラットは28枚のルールを書いていたのでしょう。パーラットはよくこのようにルールを変えます。(私は24枚ルールを今初めて知りました。5人のときは25枚でやりますが。)さっそく7月の会でやってみようと思い、得点の早見表を作ることにした。ルールの再確認を兼ね、作者の英語サイト【Original card games】を覗いてみた。すると、基本的なルールは同じだが、使用カード枚数、点数等が違っていた。疑問に思い、ネットで調べてみると、やはり和訳と英語のルールが違っていることを指摘する人がいて、「誤訳?」「草場さんのアレンジ?」等といった推測の声も上がっていた。
また【カードゲームルール集】というサイトで日本語ルールを発見。こちらは「ザ・トランプゲーム」と同内容のルールだった。ネット上で日本語ルールを掲載していたのはここだけだった。(注:当ブログ執筆現在は、【ゲームばっかりやってないで】に掲載がある)
ルールの違いが気になったので、直接、草場純さんに使用カード枚数等の違いを質問したところ、以下の回答を頂いた。(※注:「この本」は「ザ・トランプゲーム」のこと)
ルールの違いが気になったので、直接、草場純さんに使用カード枚数等の違いを質問したところ、以下の回答を頂いた。(※注:「この本」は「ザ・トランプゲーム」のこと)
そして、1989年の「赤桐氏訳のルール」と、なかよし村で(日本で)初めてミニミゼールがプレイされた様子が記録された同年12月の「寄合覚書」を送って下さった。どちらも貴重なもので、「寄合覚書」には当時の臨場感があふれていて、とても興味深かった。(下写真)
1989年当時のパーレットの英文を確認することができないので、断定することはできないが、赤桐氏がカード枚数のような初歩的な部分を間違えるとは思えないので、「誤訳」である可能性は少ないと思う。また「アレンジ」でないこともはっきりしたので、草場さんが推測したように、パーレット自身によるルール改訂が行われ、ルールの違いが生まれたのだと思う。代表作である99は何度もルールが改訂されているので、これも同様なのだろう。
誤訳等ではないことが分かったところで、次項から、新ルール(現在の作者サイト・英語ルール)と旧ルール(1989年の赤桐裕二氏訳・日本語ルール)を比較しながら、ミニミゼールのルールを説明する。新ルールの和訳は私が行った(これが一番当てにならないかも^^;)が、直訳では分かりづらかったり、説明不足だと思われるところには、私が加筆した。そうした部分等に ・ちょっと解説・ を加えている。尚、作者サイトでは3人用・6人用のルールも掲載されているが、今回は旧ルールと比較できる4人・5人用のみの説明とする。
♣新ルールの「ロット宣言」に注目!
ミニミゼールのルールはシンプルだ。トリックテイキングの基本ルールを知っている人に対してなら、点数早見表(下写真・文末にPDFデータあり)を渡して、「切札なし、マストフォローのゲームです。ランクはAが最強で、それ以外は数字通りですが、2はリードに使われると最強です。取ったトリック数に応じて、各プレイヤーは手元の表の通りの点数を得ます。また、全トリックを勝つつもりなら、「ロット」を最初に宣言でき、表とは別の点が入ります。では、始めましょう」と、ほぼ1分程度のルール説明でゲームを始めることができる。
しかし、新・旧ルールの違い、人数による違いが少なからずあるので、ここから具体的にそれらを説明する。
まず、私が一番重要な違いだと考える、ロット宣言を取り上げる。ロット宣言とは4人用・5人用共通で、ゲーム開始時に「全部のトリックに勝つ」と宣言することだ。その宣言のタイミングが新ルールと旧ルールでは異なっている。
・ロット宣言(新)
各プレイヤーは、最初のトリックのカードを出す時に「ロット」を宣言できる。
宣言者が全部のトリックに勝てば成功。そうでなければ失敗。成功の場合は宣言者が、失敗の場合はその他のプレイヤーが別記の点数を得る。ロットが宣言された場合、これ以外で得点することはない。
(※人数等によって点数が違うので、それぞれ記述する)
・ロット宣言(旧)
プレイヤーは、最初のトリックのリードが行われる前に「ロット」を宣言できる。
複数のプレイヤーがロットの宣言を希望した場合、ディーラーの左に近い人が優先される。宣言者が全部のトリックに勝てば成功。そうでなければ失敗。成功の場合は宣言者が、失敗の場合はその他のプレイヤーが後述の点数を得る。ロットが宣言された場合、これ以外で得点することはない。
・ちょっと解説1・
旧ルールのロット宣言は、通常のトランプゲームのビッドのように、最初のトリックのリードが行われる前に宣言が可能だ。しかし新ルールでは、最初のトリックで自分がカードを出すときに宣言する。これにより、リードプレイヤー以外は、他のプレイヤーの出したカードを確認して宣言することができる。いわば、あと出し方式に変更されている。
該当の英文は下記の通りだ。
If you think you can win all five tricks you can bid "The Lot" upon playing to the first trick.
upon ~ingは、~しながら、~するときに直ちにと訳せるので、直訳すると「もし5トリック全てを勝てると思うなら、最初のトリックをプレイしながら、ロットをビッドすることができる」となる。
また、「宣言できるのは1人だけ」という英文はないのだが、実際には手番順に行われるために1人だけしか宣言できないので、旧ルールに対応するように追記した。
旧ルールとの比較で最初は「1人だけ」を追記していたのだが、原文に人数の制限がないので、「1人だけ」を削除した。実際に複数が宣言することは考えにくいが、原文で禁止していないことを、わざわざ禁止することはないのではないかと考えたからだ。従って、複数の宣言も可能となる。失敗の場合の点数は必ず0と解釈する。
・ちょっと解説2・
私たちの会では、数回ミニミゼールを遊んでいるが、このルールに気付いたのはつい先日だ。前回遊んだ時に、「ロット宣言」が何度もトライされたが、全部失敗だった。それはそれで面白いのだが、「なんかルールがおかしいんちゃう?」と疑問を持ち、ルールを読み返して、上の英文を見つけた。
・使用カード… 24枚 各スートの A、K、Q、J、10、2旧ルールのロット宣言は、通常のトランプゲームのビッドのように、最初のトリックのリードが行われる前に宣言が可能だ。しかし新ルールでは、最初のトリックで自分がカードを出すときに宣言する。これにより、リードプレイヤー以外は、他のプレイヤーの出したカードを確認して宣言することができる。いわば、あと出し方式に変更されている。
該当の英文は下記の通りだ。
If you think you can win all five tricks you can bid "The Lot" upon playing to the first trick.
upon ~ingは、~しながら、~するときに直ちにと訳せるので、直訳すると「もし5トリック全てを勝てると思うなら、最初のトリックをプレイしながら、ロットをビッドすることができる」となる。
旧ルールとの比較で最初は「1人だけ」を追記していたのだが、原文に人数の制限がないので、「1人だけ」を削除した。実際に複数が宣言することは考えにくいが、原文で禁止していないことを、わざわざ禁止することはないのではないかと考えたからだ。従って、複数の宣言も可能となる。失敗の場合の点数は必ず0と解釈する。
・ちょっと解説2・
私たちの会では、数回ミニミゼールを遊んでいるが、このルールに気付いたのはつい先日だ。前回遊んだ時に、「ロット宣言」が何度もトライされたが、全部失敗だった。それはそれで面白いのだが、「なんかルールがおかしいんちゃう?」と疑問を持ち、ルールを読み返して、上の英文を見つけた。
旧ルールでは、最初のトリックのリードプレイヤーでなければ、ロット宣言を成功させることは難しい。なぜなら「2はリードに使うと最強」というルールにより、リードプレイヤーはAか2をリードすれば必ず勝つからだ。Aと2は24枚中8枚、つまり3枚に1枚の割合で入っているので、リード以外の宣言成功は難しい。しかし、新ルールでは自分の手番までロット宣言を隠しておけるので、1トリック目でロット宣言が失敗する確率が下がると予想される。
・ちょっと解説3・
ところで、こんなビッド形式のトランプゲームは他にあるのだろうか? トランプ以外では「ティチュー」というカードゲームで、同じ形式のビッド(小ティチュー宣言)があるが、他にこのようなビッドを行うゲームを私は知らない。こういうユニークさがパーレットの持ち味なんだろう。あっぱれパーレット!と言いたい。
続いて、ロット宣言以外のルールについて説明する。重複を避けるため、プレイ方法等の共通部分の記述は1度のみとする。
♥4人ゲーム(新ルール)
・カードの強さ… A>K>Q>J>10>2 2をリードに使うと最強
・プレイ
適当な方法でディーラーを決め、各プレイヤーに1枚ずつ、全てのカードを配る。
以降、ディール毎にディーラーは左隣に移る。
ディーラーの左隣が最初のトリックのリードを行う。
時計回りで、順に、リードされたスートのカードを持っていれば、その中からカードを出す。
持っていなければ、他のスートのカードを出す。
リードされたスートで1番強いカードを出したプレイヤーが勝ち、次のリードを行う。
また、このゲームに切り札はない
・得点 ロット宣言成功は、宣言者に12点、失敗は他プレイヤーに各6点
ロット宣言がなければ、取ったトリック数に応じて下記の得点がつく
トリック数 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
点 数 | 6 | 1 | 2 | 3 | 8 | 10 | 0 |
最高点が同じならば決着がつくまでディールを続ける。
・ちょっと解説4・
英文ルールでは、使用カードにジョーカーを加え、25枚の表記になっている。しかし25枚の場合、配りきったあとに1枚のカードが残るが、それに関する記述はない。実は今回取り上げている2つのルールとは別のバージョンがあり、そこでジョーカーが使われていた。しかし最新ルールにサイトを更新する際に、そのジョーカーのルールを無くしたのにもかかわらず、使用カードでのジョーカーの表記を削除するのを忘れたのではないかと推測している。そのため、使用カードのジョーカーを除き、上記の24枚とした。
♠4人ゲーム(旧ルール)
・使用カード… 28枚 各スートの A、K、Q、J、10、9、2
・カードの強さ… A>K>Q>J>10>9>2 2をリードに使うと最強。
・プレイ(省略)
・得点 ロット宣言成功は、宣言者に14点、失敗は他プレイヤーに各7点
ロット宣言がなければ、取ったトリック数に応じて下記の得点がつく
・終了 31点
・カードの強さ… A>K>Q>J>10>9>2 2をリードに使うと最強。
・プレイ(省略)
・得点 ロット宣言成功は、宣言者に14点、失敗は他プレイヤーに各7点
ロット宣言がなければ、取ったトリック数に応じて下記の得点がつく
トリック数 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
点 数 | 7 | 1 | 2 | 3 | 8 | 10 | 12 | 0 |
・ちょっと解説5・
4人ゲームは新・旧で使用カード枚数が違う。旧ルールの方が4枚多い。それに伴い、得点も違う。私は28枚でプレイしたことはないが、このルールでプレイしてきた草場さんは、28枚の方が面白いのでは、とコメント下さった。4枚の違いではあるが、選択肢が多い方がゲームに深みが出る、というのがその理由だ。ロット宣言の成功率も下がると思うので、やや上級者向けのゲームになるかもしれない。
・使用カード… 25枚 各スートの A、K、Q、J、10、2とジョーカー
・カードの強さ… A>K>Q>J>10>2 2をリードに使うと最強
・プレイ(省略)
・ジョーカー
リードに使うと必ずトリックに勝つ。他のプレイヤーはどのカードでも出すことができる。
リード以外では、リードされたスートのカードを持っていなれば出すことができ、必ずトリックに負ける。
・得点 ロット宣言成功は、宣言者に10点、失敗は他プレイヤーに各5点
ロット宣言がなければ、取ったトリック数に応じて下記の得点がつく
・終了 25点
♠5人ゲーム(旧ルール)
・使用カード… 25枚 各スートの A、K、Q、J、10、9とジョーカー
・カードの強さ… A>K>Q>J>10>9 9は常に最弱(特殊効果を持たない)
・プレイ(省略)
・ジョーカー
リードに使うと必ずトリックに勝つ。リード時にどのスートをフォローすべきかを告げる。
リード以外では、どのスートがリードされた時でも出せ、必ずトリックに負ける。
・得点 ロット宣言成功は、宣言者に10点、失敗は他プレイヤーに各5点
ロット宣言がなければ、取ったトリック数に応じて下記の得点がつく
・終了 25点
4人ゲームは新・旧で使用カード枚数が違う。旧ルールの方が4枚多い。それに伴い、得点も違う。私は28枚でプレイしたことはないが、このルールでプレイしてきた草場さんは、28枚の方が面白いのでは、とコメント下さった。4枚の違いではあるが、選択肢が多い方がゲームに深みが出る、というのがその理由だ。ロット宣言の成功率も下がると思うので、やや上級者向けのゲームになるかもしれない。
♥5人ゲーム(新ルール)
・カードの強さ… A>K>Q>J>10>2 2をリードに使うと最強
・プレイ(省略)
・ジョーカー
リードに使うと必ずトリックに勝つ。他のプレイヤーはどのカードでも出すことができる。
リード以外では、リードされたスートのカードを持っていなれば出すことができ、必ずトリックに負ける。
・得点 ロット宣言成功は、宣言者に10点、失敗は他プレイヤーに各5点
ロット宣言がなければ、取ったトリック数に応じて下記の得点がつく
トリック数 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
点 数 | 5 | 1 | 2 | 6 | 8 | 0 |
♠5人ゲーム(旧ルール)
・使用カード… 25枚 各スートの A、K、Q、J、10、9とジョーカー
・カードの強さ… A>K>Q>J>10>9 9は常に最弱(特殊効果を持たない)
・プレイ(省略)
・ジョーカー
リードに使うと必ずトリックに勝つ。リード時にどのスートをフォローすべきかを告げる。
リード以外では、どのスートがリードされた時でも出せ、必ずトリックに負ける。
・得点 ロット宣言成功は、宣言者に10点、失敗は他プレイヤーに各5点
ロット宣言がなければ、取ったトリック数に応じて下記の得点がつく
トリック数 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
点 数 | 5 | 1 | 2 | 6 | 8 | 0 |
・ちょっと解説6・
5人ゲームでは、2つの点で新・旧ルールが異なる。1つ目は4人用でも採用されている、「2をリードに使うと最強」というルールが旧版にはないという点。2の代わりに9が使われるが、9は常に最弱のカードだ。
2つ目はジョーカーのルールが異なる点だ。ルールの違いは上記の通りだが、旧ルールでは2が使われない分、ジョーカーの効果がやや強い印象を受ける。
私は5人用を遊んだことがないので評価できないが、草場さんは「5人で面白いトリテとして貴重」だとおっしゃっているし、作者のパーレット自身も5人がベストだと考えているようなので、ぜひ5人ゲームも遊んでみたい。
♣どちらのルールも試してみたい
ここまで、人数別、新・旧別にルールを説明してきた。両方を挙げることで、読者の方を少し混乱させたかもしれない。しかし、文末にある「サマリー」を印刷して本文を読んでもらえれば、スムーズに理解できると思う。併せて、各プレイヤーのための「得点早見表」を人数、新・旧別に4種類用意しているので、プレイの際に活用して欲しい。
次に、どちらのルールで遊んだ方が良いかについて、私の見解を述べる。まだ比較できるほどプレイできていなので、説得力はないかもしれないが、初めてプレイする方は、4・5人にかかわらず、作者が現時点でベストと考えている、新ルールで良いと思う。特にロット宣言は新ルールの方が成功率が上がると思うのでお勧めだ。そして慣れてくれば、旧ルールでプレイしてみてはいかがだろうか?旧ルールの方がカード枚数が多かったり、特殊カードが減ることにより「運要素」が少し減って、やや上級者向けだと思う。また場合によっては、旧ルールのロット宣言を取り入れるのも面白いかもしれない。
今回、新・旧両方のルールを紹介したのは、記事を書く際にアドバイスを下さった草場さんから「ゲームは本質的にはプレーヤーのものなので、遊ぶ人が一番面白いと感じるルールで遊んでもらうのが最善です」という言葉をもらったからだ。1ゲーム20分で終わるゲームなので、気軽に、色々試して遊んでみてはいかがだろうか。当ブログでも、ミニミゼールのプレイ記を載せていくつもりなので、時々覗いて頂きたい。
最後に一言
ミニミゼール、めっちゃオモロイから、やってみてミゼール!
ルールの間違いや記述ミスなどがありましたら、遠慮なくご指摘下さい。速やかに訂正します。質問も受け付けます。また、プレイ記などを寄せていただければ幸いです。
※以下が印刷用ファイルのリンクです。
使用に制限はありませんが、間違いがあるかもしませんので、再配布はご遠慮下さい。
下の写真はサンプルですので、PDFファイルをダウンロードして印刷して下さい。
【印刷用ミニミゼール新旧ルールサマリー(PDF・A4)】(写真上)
5人ゲームでは、2つの点で新・旧ルールが異なる。1つ目は4人用でも採用されている、「2をリードに使うと最強」というルールが旧版にはないという点。2の代わりに9が使われるが、9は常に最弱のカードだ。
2つ目はジョーカーのルールが異なる点だ。ルールの違いは上記の通りだが、旧ルールでは2が使われない分、ジョーカーの効果がやや強い印象を受ける。
私は5人用を遊んだことがないので評価できないが、草場さんは「5人で面白いトリテとして貴重」だとおっしゃっているし、作者のパーレット自身も5人がベストだと考えているようなので、ぜひ5人ゲームも遊んでみたい。
♣どちらのルールも試してみたい
ここまで、人数別、新・旧別にルールを説明してきた。両方を挙げることで、読者の方を少し混乱させたかもしれない。しかし、文末にある「サマリー」を印刷して本文を読んでもらえれば、スムーズに理解できると思う。併せて、各プレイヤーのための「得点早見表」を人数、新・旧別に4種類用意しているので、プレイの際に活用して欲しい。
次に、どちらのルールで遊んだ方が良いかについて、私の見解を述べる。まだ比較できるほどプレイできていなので、説得力はないかもしれないが、初めてプレイする方は、4・5人にかかわらず、作者が現時点でベストと考えている、新ルールで良いと思う。特にロット宣言は新ルールの方が成功率が上がると思うのでお勧めだ。そして慣れてくれば、旧ルールでプレイしてみてはいかがだろうか?旧ルールの方がカード枚数が多かったり、特殊カードが減ることにより「運要素」が少し減って、やや上級者向けだと思う。また場合によっては、旧ルールのロット宣言を取り入れるのも面白いかもしれない。
今回、新・旧両方のルールを紹介したのは、記事を書く際にアドバイスを下さった草場さんから「ゲームは本質的にはプレーヤーのものなので、遊ぶ人が一番面白いと感じるルールで遊んでもらうのが最善です」という言葉をもらったからだ。1ゲーム20分で終わるゲームなので、気軽に、色々試して遊んでみてはいかがだろうか。当ブログでも、ミニミゼールのプレイ記を載せていくつもりなので、時々覗いて頂きたい。
最後に一言
ミニミゼール、めっちゃオモロイから、やってみてミゼール!
ルールの間違いや記述ミスなどがありましたら、遠慮なくご指摘下さい。速やかに訂正します。質問も受け付けます。また、プレイ記などを寄せていただければ幸いです。
※以下が印刷用ファイルのリンクです。
使用に制限はありませんが、間違いがあるかもしませんので、再配布はご遠慮下さい。
下の写真はサンプルですので、PDFファイルをダウンロードして印刷して下さい。
【印刷用ミニミゼール新旧ルールサマリー(PDF・A4)】(写真上)
※得点早見表は切り取ると、トランプのブリッジサイズになります。(写真下)
※追記
当ブログにもリンクがある「杜の家アーカイブ」の別府さいさんが素敵な説明図を作られましたので、こちらも参考にしてください。【ミニミゼール・カラー説明図】
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