6月の第1回のトランプ会の後、今後どんな会にしようかと思い、とりっくまさんに「これからどんなゲームがしたい?」と質問をしたところ、「スカートとウルティがやりたい」という返答。私は「やりましょう」言ったものの、どちらも知らないゲームだ。
そこで、まず【スカート】のルールを調べてみたが、とても難解、複雑ですぐには理解できない。アプリがあるというのでそれもやってみたが、チンプンカンプン。
私は草場純さんの著書「夢中になる!トランプの本」に紹介されているような、シンプルで考えどころのあるゲームが好きなので、こんなマニアックなゲームを覚えようと思ったことがなかった。たとえ覚えても遊び相手が見つからないやろうし…。
ただ、とりっくまさんに「やりましょう」と言った手前、何とかしなきゃということで、スカートのやさしい解説等を求めてネット検索を。いくつかの解説サイトが見つかり、少しずつ理解することができた。そして検索中に次のような文章が目に飛び込んできた。
【SKAT】 トランプ・ゲームの最高峰 【スカート】
極めて論理的に構成されたルールで、和製ナポレオンを上回る面白さがたった三人で味わえる。的確なプレイを要求されながらも柔軟性があり、しかもコントラクト・ブリッジ程には熟練を要しない。これほど優秀なトランプ・ゲームでありながら、日本における競技人口の少なさは、正に国家的な損失だと思われる。この憂慮すべき状況に対して、私はここに「スカート普及委員会」を設立する。賛同者を求む!!
トランプゲームの最高峰…、国家的な損失…、スカート普及委員会…、えらい文章やなあと出所を探ると、10年ほど前にmixiで書かれたもの。書き手はスカート以外にも多くのトランプゲームやボードゲームについてmixiの日記に書かれているapricatさんという人だということが判明。メールをしてみたところ、関西圏の人らしい。やりとりをするうちに、「じゃあ一緒にスカートをやりましょう」ということに。
とりっくまさんとの最初のやりとりから2か月経っていたので、私もルールを理解し、アプリでも時々勝てるまでにはなっていたので、3人でスカート会を開くことになった。
と、前置きが長くなったが、場所はトイラボサロン。apricatさん、とりっくまさん、私の3人で第1回スカート会が始まった。この日のためにスカート専用カードを購入、手作りのビッドボードも作製し、準備万端。3人ともルールは把握できていたので、さっそくプレイ開始。
ただ対人プレイは初めてだったので、少し戸惑いもあったが、ゲームの進行等の細かい部分はapricatさんに教えてもらいながら、4時間で19戦のゆっくり目プレイ。
スカートは、1対2で戦うトリックテイキングゲーム。1人(ソロイスト)で2人を相手にしなければならないので、計算だけではなく度胸も必要。負けると失点が2倍になることもあり、アプリで慣れてきていた私も、ソロイストになる時のドキドキ感が半端ではなかった。その分勝てた時の喜びは大きく、やはり対人プレイに勝るものはない。
19戦中ソロイストになった回数は、とりっくまさん9回、apricatさん7回、私は3回。私のチキンぶりが目立った。結果はapricatさんの余裕の勝利。私は2位だったが、このゲームを一番楽しめたのは、勇気をもって9回ソロイストになった、とりっくまさんに違いない。
(結果/apricat:836 自転車人:479 とりっくま:-184)
スカートは、ルールが難解なために「大阪でスカートやるのはこの3人だけちゃうか?」という冗談がプレイ中に出ていたくらいマイナーなゲームだ。
しかしドイツの国民的ゲームと呼ばれているだけあり、とても面白く、戦略的なゲームだった。大げさだが、一生もののゲームに出会えた気がする。
そんなゲームを覚えるきっかけを与えてくれた、とりっくまさんに感謝!
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