ウルティはハンガリーで人気のトリックテイキングゲームで、ドイツのスカートと同じく3人専用。カード構成も同じで、ルールも共通点が多い。ビッドをしてゲームという流れや2枚の伏せ札を使うこと等、まさにハンガリーのスカートという感じだ。
スカートと違うのは、2枚の伏せ札を手札に入れ、自分の不要なカード2枚を捨て札にして次のプレイヤーに回したり、ビッドが一巡ではないところだ。ボードゲームのセブンワンダーのようなカードドラフトのおかげで、自分の手札を強化することもできるし、他人の捨て札を見て、そのプレイヤーの手札を推測することもできる。
やはり非常に複雑なゲームなのだが、スカートを理解しているとなんとかプレイできるゲーム。それを前回のスカート3人組でプレイすることになった。
なぜウルティか。それは「トランプゲーム大全」という、トランプゲームのバイブルのような本の著者が、このゲームを推薦しているからだという。とりっくまさんもapricatさんもこの本を持っているので、共通認識らしい。ちなみに私はこの600P強の本を持っていない。信心深さが違うのだ(笑)。
とりっくまさんは「トランプゲーム大全のゲームを遊びつくす」のが目標の一つだという。そういう目的でトランプ会を催すのも面白い。私も付き合いまっせ、とりっくまさん。
さて、今回は梅田のとある貸会議室でプレイ。トランプさえあれば遊べるので、机と椅子だけの部屋で十分だ。
ウルティはスカートのようなアプリがないので、私ととりっくまさんは初プレイ。しかしapricatさんは、以前オンラインでこのゲームをやったことがあり、インストを兼ねてプレイ指導をしてくれた。ルールブックだけは分からないところも知ることができ、ありがたかった。
9ディールプレイしたが、捨て札をどうするか等の悩みどころも多く、ビッドも非常に考えられていて、何度も「これはすごいゲームや」と口にしていた。ゲーム結果はapricatさんが終盤取戻したものの、序盤のオープンベトリ(手札を公開して全トリックをとらない)の失敗がひびき、コンスタントに勝っていた、とりっくまさんの逃げ切り勝ち。
(結果/とりっくま:16 apricat:-8 自転車人:-8)
プレイ後のとりっくまさんのツィート引用:トランプゲームのウルティを遊びました。ビッドする度に手札が変わるところが新しい。今までやった中で一番面白いトランプゲームです
最後に前回の復習として【スカート】を5ディール。今回も最初から好調のapricatさん。4ディールで目で意を決してソロイストになった私に対し、残りの2人が絶妙のコンビネーションで防御。私を破ったときの2人の笑顔、憎たらしかったなぁ。ぐっと奥歯を噛みしめ、リベンジを誓ったのである。
(結果/apricat:201 とりっくま:0 自転車人:-36)